植物は、高温乾燥が続くと、水分不足で根から吸収されず、カルシウム不足になってしまいます。水不足でカルシウムが植物の生長点に届かないとトマトのどは尻腐れ病、葉物野菜では葉先枯れなどの障害が出ます。
そんな時には、高温乾燥時でも吸収されやすい酢酸カルシウムを散布すると、すぐに効果が出ます。
八尾青山町キッチンファームのでは、自作の酢酸カルシウムを常備し野菜に散布しています。
健康で美味しい野菜を収穫するためのひと手間です。
八尾青山町キッチンファームの酢酸カルシウムの作り方を紹介しましょう。
酢酸カルシウムの作り方
材料は穀物酢と卵の殻のみ
材料は穀物酢と卵の殻のみです。穀物酢900mlに対して卵の殻10個です。
卵の殻は細かくするほど溶けやすいので、厚手のポリ袋に入れて、すりこぎでつぶすといいです。
ガラス容器やペットボトルに穀物酢を入れ、砕いた卵の殻を混ぜます。
穀物酢と卵の殻を混ぜると、殻が浮いたり沈んだりします。ときどきかき混ぜながら、ブクブクが終るまでできるだけ殻を溶かします。
1日おいてコーヒーフィルターで濾します。
酢酸カルシウムの効果
有機的にカルシウムを補給できるので、花芽の形成や果実の肥大がスムーズに行われます。植物体の細胞壁が増強され病虫害から野菜を守ります。
酢酸カルシウムの使い方
八尾青山町キッチンファームでは、500倍に薄めてから葉面散布しています。1週間おきを目途にしていますが、高温乾燥が続くとき、葉野菜を美味しくしたいときなど、適宜散布すればいいと考えています。
酢酸カルシウムの作り方、まとめ
酢酸カルシウムは安く簡単に作れて、葉面散布に使うと優れた効果が表れます。有機的に作物にカルシウムを補給するのにベストな方法です。
美味しい野菜を収穫するために、確実に効果が表れます。
ぜひ、試してみてください。