えひめAIの作り方は、愛媛県産業技術研究所が公開しています。
作り方は簡単です。
<作り方>
原料 (500ml を作る場合)
納豆(粘液でも可) 1 粒
ヨーグルト(飲むヨーグルトも可) 25g
ドライイースト 2g
白砂糖や三温糖など 25g
水道水 約450ml
器材
ペットボトル(500ml)
手でよく振る(ミキサーでも可)
加温装置 (30~40℃に保温できるもの)
又は、夏は直射日光の下でもよい。
基本のえひめAIの作り方手順
①ペットボトルに納豆、ヨーグルト、ドライイースト、砂糖を
はかり取ります。
②水道水を約450ml 加えてよく攪拌します。
③ よく混ざったものを30~40℃で1週間培養します。
(ガスが出るので、ペットボトルの蓋は必ずゆるめおく。)
パンやお酒のような良い香り(発酵臭)がすれば完成。
八尾青山町キッチンファームは、愛媛県のマニュアルを基本に、理想的な土作りをしたいとの思いで納豆菌を強化しミネラルを追加しています。
また、乳酸菌も工夫しています。
八尾青山町キッチンファーム版えひめAIの作り方を紹介しましょう。
目次
八尾青山町キッチンファーム版えひめAIの原料
汲み置いた水道水45l
粗塩50g
納豆3パック
プレーンヨーグルト1パック
植物性乳酸菌飲料のカゴメラブレ3パック
ドライイースト1箱12g
黒糖300g
豆乳500ml
八尾青山町キッチンファーム版えひめAIの準備する道具
家庭用ミキサー
容量45リットルのタンク
熱帯魚用水槽サーモスタット付ヒーター
熱帯魚用水槽エアーポンプと付属品(エアチューブ、バブルメイト)
料理用温度計
農業用PH計
八尾青山町キッチンファーム版えひめAIの作る手順
1水道水を3日ほど汲み置く
2カゴメラブレを投入
3家庭用ミキサーに豆乳200mlを入れ、納豆3パックを加える
4納豆が完全に砕く
5ミキサーにかけた納豆を投入する
6タンクの液に熱帯魚用水槽エアーポンプで空気を送る
7PH計でPh5.0~5.5になれば、出来上がり
8ペットボトル容器に移し替えて日陰で保存
1水道水を3日ほど汲み置く
タンクに水道水45lを入れる。塩素を抜くために3日ほど汲み置きます。
2カゴメラブレを投入
熱帯魚用水槽サーモスタット付ヒーターで30℃にします。
粗塩50g、黒糖300g、植物性乳酸菌飲料のカゴメラブレ3パックを投入し、よく撹拌します。そのまま5日置きます。
3家庭用ミキサーに豆乳200mlを入れ、納豆3パックを加える
家庭用ミキサーに豆乳200mlを入れ、納豆3パックを加えます。
納豆は1パックごと3種類にします。使用する納豆は粘りの強いものを選びます。日頃から粘りと匂いの強い納豆を選ぶよう心掛けて食べます。
無臭納豆や糸引きの少ない納豆は選ばないようにします。
4納豆が完全に砕く
納豆が完全に砕けるまで、ミキサーにかけます。もし、納豆の粘りでミキサーが動かなくなるようであれば、豆乳をさらにつぎ足します。
5ミキサーにかけた納豆を投入する
熱帯魚用水槽サーモスタット付ヒーターで35℃にキープします。
ミキサーにかけた納豆を投入します。同時にプレーンヨーグルト1パック、ドライイースト1箱12g、残りの豆乳を投入し、よく撹拌します。
6タンクの液に熱帯魚用水槽エアーポンプで空気を送る
タンクの液に熱帯魚用水槽エアーポンプで空気を送ります。
納豆菌は空気を好むので、強めに空気を送り、納豆菌の培養に適した環境にします。
7PH計でPh5.0~5.5になれば、出来上がり
農業用PH計でPh5.0~5.5になれば、出来上がりです。3~5日かかります。
熱帯魚用水槽エアーポンプを止めてまだ、泡が発生していたら、発酵が続いています。
泡が発生しなくなるまで、熱帯魚用水槽エアーポンプで空気をさらに送ります。
8ペットボトル容器に移し替えて日陰で保存
ポリタンクやペットボトル容器に移し替えて日陰で保存します。3か月程度で使い切るようにします。
納豆菌強化えひめAIは、灌水と散布に使用します。
最後に
使用する材料はすべて中身がわかる安全で普段人が食べているものです。分けのわからないものは使いたくありません。
八尾青山町キッチンファームのえひめAIは、理想的な土作りをしたいとの思いで使用する材料を工夫し、進化してきました。
例えば、複数メーカーの納豆を利用することと、豆乳を追加することで納豆菌を強化しています。
また、ミネラルを追加するため、粗塩、黒糖を使用しています。乳酸菌も強化するため植物性乳酸菌飲料のカゴメのラブレを追加しています。
作業手順も工夫しています。先に空気を嫌う乳酸菌を発酵させてから、空気を好む納豆菌をエアーポンプで発酵させています。
これからも、さらに工夫を続けたいと考えています。