栄養価が高く夏の人気野菜、オクラ
夏のネバネバ食材として人気のオクラ。栄養価が高く、ビタミンA・B1・B2・C、カロテン、カルシウム、リン、鉄、カリウムなどを多く含んでいます。ハイビスカスに似た黄色の花も楽しめます。
オクラの栽培方法・育て方のコツ
オクラの種は皮が厚く発芽しにくい
オクラは比較的育てるのが簡単といわれますが、いくつか栽培のコツがあります。一番の難関は種まきです。
種を播いても発芽しない経験はないでしょうか?少しでも早く播きたいのですが、まだ気温が低く、種の皮が厚いので発芽しにくいのです。
青山町キッチンファームの種まきを紹介します。オクラの種は皮が厚くなかなか出芽しません。また、発芽温度が高いので種まきは十分気温が上がってからにします。
大阪では5月初旬頃からが6月末までが適期です。青山町キッチンファームは5月初旬に種まきをしますが、5月初旬は雨が少なく、十分に潅水しないと発芽がそろいません。
種を濡れた木綿の布に包み濡らすのがコツ
青山町キッチンファームは4月の下旬に、オクラの種を手ぬぐいなどの木綿の布に包みます。タオルは、繊維に根が絡むので不適です。
種を包んだ手ぬぐいを水で濡らします。乾かさないよう注意しながら約1週間、温かい室内に置き手ぬぐいの中で発根を待ちます。根が5mm程伸びたら土に播きます。
根が出ているので移植かもしれませんね。土に播くと2,3日で発芽します。
すでに根が出ているので、発芽が非常に早いです。1か所に6~8粒播きますがほぼ100%の発芽率です。
元肥根の直下に置くのがポイント
元肥の入れ方も大切ですので、触れておきます。オクラは太い1本の根が土の中で真下に伸びます。
元肥は畝を半分に割り、ぼかし肥を1mに8握り入れて土を被せます。通常の2倍の量です。根が伸びるとぼかし肥に突き当たるようにするわけです。
オクラは成長が早く大人の背丈よりも高くなります。収穫期間が長く秋の終わりまで続きます。十分元肥を入れておくことが大切です。
オクラの第1花が咲けば1回目の追肥、ぼかし肥でゆっくり肥効
オクラは長期間収穫が続きますので必ず追肥します。1回目は第1花が咲くころが目安です。
黒マルチをめくり、畝の端にぼかし肥を筋状に置きます。1mに4握り。軽く畝溝の土を被せます。
ぼかし肥は肥効が長く続くので長期にわたって収穫する作物に最適です。
まとめ
オクラの栽培はコツをつかめば割と簡単に育てられます。
まとめると
湿らせた木綿の布に包んで発根させる
根は直根性なので肥料を真下に入れる
実の成長が早いので、抑えるため1か所に4株とする
早い目に追肥をする
7月初めに切り返しをして茎を更新する
以上のことに注意すれば美味しいオクラを収穫できます。