花が咲いてしまった白菜の菜の花が食べられるのかも気になりますね。
家庭菜園で人気の白菜ですが、春が近づき暖かくなると、とうが立ち菜の花が咲きます。
白菜の菜の花は食べられ、しかも栄養価が高いです。
白菜の菜の花は、苦味が少なく、ほんのり甘みがあるのが特徴です。茎がやわらかくくせがないので、子どもも喜んで食べてくれます。
菜の花はアブラナ科の花芽の総称
菜の花は、アブラナ科アブラナ属の菜種、かぶ、白菜、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、みずな、みぶな、小松菜などアブラナの花芽の総称です。
いずれも黄色の花をつけます。
つぼみが出来たものを収穫すると菜の花です。
春に黄色の花をつける野菜の花は食べられると、祖父が話していたのを覚えています。
菜の花を摘んでおひたしにし、すりごまと辛子しょうゆでいただく。菜の花の少しえぐいのが春らしくたまりません。
八尾青山町キッチンファームでは、白菜、みぶな、みずなから菜の花を収穫しています。
菜の花は、甘味とほろ苦さがあり2月、3月に多く出回る早春の季節を感じさせる野菜です。菜の花の旬は短く贅沢な野菜と言えます。
スーパーなどで購入すると、結構いい値段がしています。
菜の花は、様々な料理に使えます。お浸しやあえ物のほか、揚げ物、炒め物、スープ、パスタなどにお進めです。
菜の花は栄養価の高い野菜
菜の花は非常に栄養価の高い野菜です。
骨の主材料となるカルシウムや骨にあるたんぱく質を活性化して骨形成を促すビタミンK、皮膚や粘液の保護に役立つビタミンA(βカロテン)、脂質代謝に不可欠なビタミンB2、抗ストレス作用に役立つビタミンC、血行促進や抗酸化作用のあるビタミンEを豊富に含みます。
カリウムは、余分な塩分や水分を体外に排出する働きがあり、むくみや高血圧の改善に効果を発揮します。モリブデンは、発ガン物質の亜硝酸アミンを吸収し、蓄積を防ぐ効果があります。アブラナ科に共通して含まれる「ジチオールチオニン」や「グルコシノレート」は、発ガン物質の活性化を抑制し、ガンの発生を抑える効果があるといわれています。
整腸作用をもつ植物繊維も豊富です。
鉄が豊富な野菜として知られるほうれん草と同程度の鉄を含んでいるうえに、カルシウムやビタミンB2、C、Eは菜の花の方が上回ります。
寒さで活動量が減り便秘になったり、風邪を引きやすいこの季節に積極的にとりたい食材です。
菜の花の保存は冷蔵庫で
菜の花を購入する際には、葉や茎がみずみずしく、切り口が褐変していないものを選びます。
保存は、キッチンペーパーや新聞紙で包んでからビニル袋にいれて冷蔵庫に入れます。
すぐに食べきれない場合は、茹でてから冷凍保存するとよいでしょう。
まとめ
菜の花の旬は短いので、短い分ぜいたくな食卓となります。
家庭菜園で白菜が巻かない時は、春暖かくなるまで栽培して菜の花で収穫するといいですね。
栄養豊富で、たいへんおいしい白菜などの菜の花、春の味覚をお楽しみください。