祝蕾

祝蕾(しゅくらい)の栽培方法・育て方のコツ|八尾青山町キッチンファーム

祝蕾(しゅくらい)は、アブラナ科に属し高菜と同じ仲間の野菜です。一般的には子持ち高菜と呼ばれています。高菜のピリ辛さ・ほろ苦さがあります。

根以外すべて食べられます。年明けから収穫でき、春を告げる野菜といえます。
くせがなくどんな料理にも合う万能野菜です。

比較的育てやすい野菜で、一般地では9月上旬から中旬に播種します。株間を広く取り大きな株に育てるのがコツです。

八尾青山町キッチンファームの栽培方法を紹介します。

祝蕾の土作り

祝蕾の栽培、牛糞完熟堆肥は、効果あり

祝蕾は、直播より育苗を行って移植栽培をした方が、栽培しやすいです。

移植2週間前までに、牡蠣殻石灰と完熟牛糞堆肥を施します。牡蠣殻石灰は1mにつき1握、完熟牛糞堆肥は、1mにつきバケツ半分です。

元肥として綿実油粕を1mにつき4握りを施します。八尾青山町キッチンファームではできるだけ有機栽培を目指していますので綿実油粕を使用しています。

牛糞完熟堆肥は土を膨軟にするのに大変効果があります。土壌を団粒化し、保水性を高めますので、毎作ごとに投入しています。

牡蠣殻石灰、完熟牛糞堆肥、綿実油粕を畝の上に散布したら、土とよく混ざるよう耕します。八尾青山町キッチンファームは管理機で耕しています。

祝蕾、家庭菜園では割肥で

家庭菜園の場合は三角ホウで溝をきり、溝に牡蠣殻石灰、完熟牛糞堆肥、綿実油粕を上記の量を入れます。耕す必要はありません。

土で蓋をしたら完成です。割肥にするわけですね。割肥にすると、種が肥料にあたらないので、すぐに播種や移植ができます。

割肥にしたところを避けて植えつけます。前作の収穫が長引いていて、畝の準備をする時間がない時は、割肥の方法で施肥するのがお勧めです。

牛糞完熟堆肥の品質は、非常に大切です。信頼できる肥料店で購入します。ホームセンターで購入する場合は、「完熟堆肥」と表示してあるものを使用します。

祝蕾の栽培、太陽熱養生処理で

八尾青山町キッチンファームは、祝蕾のような秋野菜を栽培するときは、除草と有用微生物を増やすために、畝を透明ビニルマルチで覆って太陽熱養生処理を行っています。

太陽熱で、コガネムシの幼虫など土中の潜む害虫や、病原菌も殺してしまいます。

太陽熱養生処理の方法

祝蕾の種まき

祝蕾の種まきの適期は、一般地で9月5日~20日です。八尾青山町キッチンファームは毎年9月5日を目安に種まきをします。

早く播き過ぎると害虫や病気が出ます。

また、9月後半に播くと株が大きくならず、収穫量が減ります。

栽培する畑のある地域の播種適期を、見つけることが大切です。

八尾青山町キッチンファームは、祝蕾の種まきは、苗床で行っています。

八尾青山町キッチンファームの育苗の仕方

種まき後は、発芽するまで培土の乾燥を防ぐため、新聞紙をかぶせ、水をかけて24時間おきます。新聞紙は発芽するまでに、除去することが大事です。

祝蕾の育苗

祝蕾は、通常3日~4日で発芽します。新聞紙を除去したらすぐに防虫ネットを被せます。育苗中は防虫ネットを被せたままにしておけば、害虫の被害は防げます。

育苗はなるべく通風のよいところでします。育苗箱は地上から50 cm以上浮かし、下に空間を作り、風通をよくします。

祝蕾は、他のアブラナ科野菜に比べて徒長しやすいので、日当たりのいい場所に置き、水のやり過ぎに注意します。

八尾青山町キッチンファームは、自家製の納豆菌強化えひめAIを水で100倍に薄めたのを水やりに使っています。病気がでず、健全な苗に成長します。

本葉が2枚程度展葉してきたら移植の目安です。約20日で移植します。

下の写真↓は、播種後15日日です。本葉が5枚展葉しています。今年は気温が高いせいか成長が早いので、早い目に移植します。

祝蕾の苗

 

祝蕾の移植

祝蕾の土づくりが終わった畝に移植します。

株間は90cmです。株を大きく生育させることが収量増につながるので、株間を狭くしないよう注意します

↓八尾青山町キッチンファームの苗床で発芽した苗は、細かい根がたくさん発生しています。

祝蕾(しゅくらい)の苗、細かい根がたくさんでている祝蕾(しゅくらい)の苗、細かい根がたくさんでている

 

移植は細根を切らないように細心の注意を払います。

スコップで植穴を掘り、植穴に十分の水を注ぎます。水が落ち着いたら、祝蕾の苗を穴にやさしく置きます。根元に土をかけかけて軽く土を押さえます。

再度、十分水を与えたら移植完了です。

祝蕾の追肥

年内に1回~2回の追肥をし、大株作りを目指します。

目安として、1回目は定植から20日目頃、2回目は1回目の約20日後です。わき芽が出てくるまでに、株下の葉を瓦のような大きなの葉に育てることが大切です。収量の増につながります。

八尾青山町キッチンファームでは、基本的に追肥をしません。元肥1本主義です。根を傷め株を弱め、病気が出やすくなるからです。

しかし、祝蕾や白菜、ブロッコリーなどの肥料をたくさん必要とする作物や、収穫が長期にわたるミニトマトなどは追肥しています。

根から十分離れたところに追肥します。

肥料は、ぼかし肥料を使います。1回目は株と株との間、2回目は畝の肩に、浅く穴を掘ってぼかし肥を4握埋め込みます。

根の近くに入れると病気がでるので、決して入れないでください。

わき芽は、生育の終盤に大きくなります。1月になっても肥切れしないように注意が必要です。

気温が低くなると成長が悪くなります。黒マルチビニルで畝を覆い、地温上昇に努めるといいです。

祝蕾の病害虫

祝蕾は、アブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜に共通する病害虫が発生します。

特に栽培の初期はアブラナ科野菜の例にもれず、アブラムシやアオムシ、ヨトウムシなどの被害は必ず出ます。

アブラナ科野菜、栽培の3点セット

  • 太陽熱養生処理
  • 防虫ネット
  • BT剤のゼンターリ

八尾青山町キッチンファームは、アブラナ科の野菜を栽培する時は、太陽熱養生処理、防虫ネット、BT剤のゼンターリの3点セットで病害虫を防いでいます。

また、作物を健全に育てるため、ミネラル分の補給と納豆菌強化えひめAIの散布を行っています。

防虫ネットは収穫が始まるまでかけておきます。

祝蕾の苗を植えたら防虫ネットの被せる祝蕾の苗を植えたら防虫ネットのトンネルで覆う

 

でも、どうしても農薬に頼らないとダメな時があります。

祝蕾で使用できる農薬は「野菜類」のほか、「なばな類」で登録されている農薬です。

農薬は、ぴしゃりと効かさなければいけません。害虫の種類、病気の症状など、適確に見分ける技術が必要です。

八尾青山町キッチンファームは、希釈量、使用回数、収穫前使用期日を守るのは当然として、使用回数をできるだけ減らすよう努めています。

祝蕾の収穫

株の頂上に芽の塊が見えるようになれば収穫できます。

防虫ネットの中で順調に成長する祝蕾

 

 

メインのわき芽は、大きく広がった葉の付け根でできています。十分なサイズのものを順次折り取って収穫します。

 

収穫した祝蕾のわき芽収穫した祝蕾のわき芽

 

 

わき芽以外も、葉は高菜として美味しく、中心部の茎も食べられます。

また、株ごと引き抜いて一気にばらして収穫することもできます。

祝蕾はアブラナ科なので、日が長くなると花芽の形成されるという性質を持っています。
播種時期が早いと、日長の影響を受けて、年内に花芽をつけてしまうことがあります。

もし、花芽がついてしまった場合、花芽は早いうちに摘み取ってしまいます。花芽を摘み取っても、後から発生してくるわき芽を収穫することができます。

祝蕾の収穫は3月中旬で終了とします。

3月初めになりそろそろ収穫が終わります。3月中旬になりそろそろ収穫が終わります。

 

 

祝蕾の栽培方法・育て方のまとめ

祝蕾(しゅくらい)は、アブラナ科の一種で高菜と同じ仲間です。

まだまだ珍しい野菜なのでスーパーなどでは、まだ見かけないようです。

実際に、祝蕾を栽培して食べてみると大変おいしく、これから人気が急上昇すると思う野菜です。

祝蕾は、味にあまりクセがないので食べやすく、様々な料理に活用できます。

ビールのつまみには、生で食べると美味しいです。ピリッとほろ苦くビールにあいますよ。

祝蕾は、アブラナ科なので、同じ科のキャベツ、ブロッコリー、白菜、大根、水菜などに発生する病虫害に注意します。

太陽熱養生処理、防虫ネット、BT剤のゼンターリの3点セットで病害虫を防ぐことができます。

作物を健全に育てるため、ミネラル分の補給と納豆菌強化えひめAIの散布をするとさらにいいと思います。

家庭菜園では3株も栽培したら十分です。大根や白菜の定番野菜の横に育てるといいと思います。

きっと満足できる野菜です。ぜひ、挑戦してみてください。