にんにくの収穫適期は、大阪では5月下旬から6月初旬ごろです。梅雨に入る前に収穫しておきます。
とは言え、にんにくの収穫のタイミングは播種した時期や気候によって左右されます。
にんにくの収穫適期は非常に短いです。
にんにくの成長に合わせた収穫適期の見分け方と保存方法を紹介します。
にんにくの花芽は摘み取る
4〜5月になると、「とう立ち」して花芽が伸び出します。
「とう」は、そのままにしておくと、花の方に栄養が取られ地下部の球が太らなくなります。
にんにくの球を大きくするために、約15〜20㎝ほどの長さになったら摘み取ります。
手でポキッと折るか、引っ張るとスポッと抜けます。
摘み取った花芽は、「にんにくの芽」とも呼ばれ、食べることができます。
おすすめの調理方法は、炒め物や天ぷらです。
美味しいのでぜひ、食べてみてください!
にんにくの収穫
地上部の葉が、全体の2/3ほど枯れたらいよいよ、にんにくの収穫です。
もう少し詳しく言うと、とうたちから2〜3週間後くらいで、下葉が2〜3枚枯れ始めたころ、つまり茎の下から2~3節白くなったころが収穫のタイミングです。
にんにくの株によって個体差があるので「茎の下から2~3節白くなったころ」が、ポイントです。
株元の茎を手で握り、真上に引き抜いて収穫します。
簡単に抜けない場合は、まだ根が生長している証拠です。球はもう少し大きくなるので様子を見ます。
球が土に残って茎がちぎれてしまう場合は、熟し過ぎです。
収穫が早過ぎると球の肥大化が十分でなくまだ、分球していません。また、採り遅れると球割れが発生します。適期を逃さないようにします。
収穫が早過ぎたにんにくは、まだ生育期だったため水分が多く含まれていて保存が利きません。
腐ってしまう前に早く食べてしまいます。
いずれにしても梅雨に入るまでに収穫してしまいます。
にんにくの保存方法
にんにくはカビが発生しやすいです。
収穫したらすぐに水で洗い土を落とします。
葉茎を切り落とし風通しの良いところで陰干しして保存します。
収穫したての「生にんにく」と乾かした「乾燥にんにく」とは味が少し違います。
味の違いを食べ比べることも面白いです。
野菜直売所では梅雨入りごろまでに収穫された「生にんにく」が売られています。
ぜひ味の違いを楽しんでください。
まとめ
にんにくの収穫適期は割と短いです。
早すぎると分球しておらず、水分が球から抜けず腐ってしまいます。
遅すぎると土の中で分球し、なめくじ、だんごむしの食害にあいます。
商品価値はゼロですね。
試し掘りをして適期を逃さないことが大切です。