オクラは、暑さに強く丈夫で育てやすい野菜です。
成長が早く実を採り遅れるとすぐに大きくなりすぎ固くなってしまいます。
実の成長をゆっくりにする方法を紹介します。
もし、実を採り遅れたらぜひ、オクラ水で利用してください。
濡れた布に包み発根を確認してから播種
オクラは種の皮が固いので発芽しにくいです。
八尾青山町キッチンファームでは、種を濡れた布に1週間ほど包み発根した種を畑に直播しています。
畑の播くときにはすでに発根しているので、発芽率はほぼ100%です。
少しでも発芽をよくするため種をペンチで割ったり、一晩水につけたり工夫しましたが、濡れた布に包む方法が一番成績がいいです。
1穴に6粒ずつ密植する
発芽した後も、寒さで立ち枯れなどの可能性があいますので、欠株を防ぐために1穴に6粒ずつ密植するのが大切です。
ほぼ100%発芽しますので、生育を見ながら間引きし3本ほどにします。
遅霜の心配がなくなってから播種する
播種時期は大切で、大阪では5月初旬の立夏を過ぎた頃からです。
4月中旬に播くと日中は暖かく感じるのですが、朝晩は急に寒くなるときがあります。オクラは必ず寒さでやられてしまいます。
オクラの播種適期はかなり暖かくなってから。少なくても遅霜の心配がなくなってからします。
オクラは密植で収量アップ
オクラは1穴に複数の芽が発芽してきますが、しばらくは間引きせず、全部の芽を成長させます。
オクラの根は直根性で太い根が真下にズドンと伸びます。
直根性のため、他の株の根と交わらず競合しません。
6本ほど一緒に育てるとむしろ各株が揃いよく育ちます。
共育ちで3本に間引きする
本葉が7~8枚出てきた時点で3本に間引きします。オクラは1穴で複数株育つ共育ちが得意の野菜です。
共育ちの性格は大きく株が育ってからも続きます。
オクラ、密植のメリット
1穴に3株育てると、実がゆっくり育ち、収穫適期を逃しません。実がゆっくり育つと曲がりにくいようです。また、少し大きくなりすぎても硬くなりにくいです。
収量は、1本仕立てより、株数は多いので増します。
まとめ
オクラは、長期どり栽培のできる野菜です。成長すると大人の背丈以上になります。
密植栽培すると、1本仕立てより茎が細いので倒れないようフラワーネットを被せるといいです。
種を濡れた布に包み催根する
播種は遅霜の心配がなくなってから
蜜播き、蜜植する