たまねぎ

たまねぎが収穫適期を迎えました

茎の根元が折れれば収穫適期

5月後半になり晩生種のたまねぎの収穫適期になりました。茎の根元が折れたのが全体の1割程度になったら収穫します。今年はとう立ちは1本もなく、大変いい状況で収穫を迎えられました。収穫適期より遅くなると、茎の折れた部分が柔らかくなり、引き抜く時に千切れてしまいます。たまねぎの根は土の中でしっかり深くのびていますので、千切れてしまうと引き抜くのに非常に手間がかかります。茎が折れてもまだ太りますが、水分が増えるせいか貯蔵期間が短くなります。もうすぐ、梅雨を迎えますので、雨が降り続き収穫作業が遅れる恐れがあります。やはり、たまねぎの収穫は、遅くとも梅雨入り前といえます。収穫したたまねぎは、風通しのいい軒先に吊って保存します。決して段ボール箱に入れてはいけません。すぐに腐ってきますよ。吊ったたまねぎは大きいものから先にいただくようにします。小さくて固いたまねぎは夏を超えても保存がききます。たまねぎの吊り方はこちら

おすすめはタキイのアトン

私が毎年播いているのはタキイ種苗のアトンです。大変大きくなる品種でカタログによりますと:::グラムとなっています。アトンは3月後半から葉たまねぎで食べてもおいしく、その後随時食べる分だけ収穫を続けます。残った本来の収穫適期に収穫したのは、肉厚が厚くジューシーで甘いです。大きい目に切り野菜いために利用すると本当においしいです。私の一押しの品種です。でも、街の苗屋さんや、ホームセンターではアトンの苗はみかけませんので、種から育てています。たまねぎの種まきの時期は非常に大切なので、別の機会にアップします。

たまねぎは無農薬で栽培できる!元肥と追肥の時期に注意

たまねぎは無農薬で栽培しています。黒マルチを使っているので除草剤ももちろん使いません(私の畑では基本除草剤は使いません)。要は土壌の状況を整え微量元素を不足させないことです。葉先が茶色くなるのはカルシウム不足が原因です。追肥で過リン酸石灰を年末に1mにつき1握り与えます。追肥は年が変わってから与えたら遅すぎます。1月になるとすでに根は活発に動いています。根が動く前の12月に与えるのが鉄則です。過リン酸石灰はたまねぎのを甘くし、球を固くし、長く保存が効くようになるので、毎年与えています。また、窒素分のぼかし肥も追肥で与えています。